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家づくりのノウハウ|第6回【保存版】住宅ローンを申し込む時の留意点

【保存版】住宅ローンを申込む時の留意点

 

  1. 金利タイプ別の解説|固定・変動・固定期間選択はどう違う?

住宅ローンを選ぶ際、最も悩むのが「どの金利タイプにするか」です。金利は総返済額を大きく左右するため、違いを理解することがとても重要です。ここでは、固定金利・変動金利・固定期間選択型の特徴を分かりやすく整理します。

固定金利型:返済の安心感を重視する方向け

固定金利は、借りた時点の金利が返済完了まで変わらないタイプです。
最大のメリットは「返済計画が立てやすい」こと。将来の金利上昇の影響を受けず、家計の見通しが安定します。
デメリットとしては、変動金利より初期金利がやや高めである点。短期的には損をする可能性もありますが、長期では安心感を買う意味があります。

変動金利型:低金利メリットは大きいがリスクも高い

変動金利は半年ごとに金利が見直され、市場の金利動向で変動します。
今は低金利時代のため、最も人気がある金利タイプですが、“将来金利が上がると返済額が増える”リスクがあります。
返済額の見直しは5年に1度、変動幅は1.25倍までなどルールはありますが、それでも金利上昇局面では負担が大きくなる可能性が高いタイプです。

固定期間選択型:バランス型で選ぶ人が多い

「最初の10年は固定、その後は変動や固定を選べる」というのが固定期間選択型。
教育費がかかる時期だけ返済額を安定させたい人や、将来の収入に自信がない人に向いています。
ただし、固定期間終了後の金利がかなり高くなるケースもあるため、将来計画の見通しが重要です。

総じて、

  • 安心重視=固定
  • 低金利を最大限活かしたい=変動
  • 収入バランスで調整したい=固定期間選択
    という選び方が基本になります。

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  1. 住宅ローン審査に通りやすくするポイント|押さえるべき5つの要素

住宅ローンの審査は、「返済できるかどうか」を金融機関が判断するプロセスです。落ちてしまうと物件購入の計画が止まってしまうため、事前に対策しておく必要があります。

■① クレジット・カードの使い方を整える

審査では「クレジットの支払い状況」が必ずチェックされます。
滞納があると即アウトになるケースも。
特に注意すべきは、携帯料金の“端末分割払い”の遅延。小さな遅延でも信頼を大きく損ないます。

■② 借入はできるだけ整理しておく

カードローン・リボ払い・奨学金などの借金は、審査で大きなマイナスになります。
「年収に対してどれだけ借金があるか」も重要な審査指標となるため、可能であれば事前に完済しておきましょう。

■③ 頭金を入れるほど審査は有利

フルローンが悪いわけではありませんが、頭金がある方が「返済に余裕がある」と見られます。
物件価格の20%程度が理想ですが、10%でも十分に評価されます。

■④ 年収と返済額のバランス

一般的に、返済負担率(返済額÷年収)は25〜35%以内が合格ラインです。
ローン額が大きすぎる場合は審査落ちの可能性が高まります。

■⑤ 勤続年数・収入の安定性

勤続3年以上が基本の目安。転職したばかりだと不利になることがあります。
ただし、同業種転職や大手企業勤務などの場合は柔軟に判断されることも増えています。

最も重要なのは、“事前審査で問題点を把握すること”。
焦らず準備して進めることが審査通過の近道です。

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  1. 頭金の考え方|いくら入れると後悔しないのか?

「頭金はどれくらい必要ですか?」という質問は家づくりで非常に多いテーマです。
結論から言えば、頭金は多ければ多いほど安心ですが、“家計を圧迫しない範囲で”が正解です。

頭金のメリット

  • ローン額が減る=総返済額が大幅に減る
  • 審査に有利
  • 毎月の返済が軽くなる
  • 住宅ローン保険料が減る
  • 金利の優遇を受けやすい場合もある

特に総返済額は、頭金次第で数百万円単位で変わります。

頭金のデメリット

  • 貯金を使いすぎると生活防衛資金がなくなる
  • 家具・家電・外構・引越し費が払えない
  • 資金ショートの原因になる

家づくりでは「家を建てた後の出費」が意外と大きいため、貯金を全部頭金にするのは危険です。

理想の頭金ライン

  • 20%入れると最も有利に進む
  • 10%でも十分に評価される
  • 0%でも最近は珍しくないが、返済計画がカギ

無理に貯めすぎて、買うタイミングを逃す方がリスクになる場合もあるため、
「貯金+将来の収支バランス」で頭金額を決めるのが賢い選択です。

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  1. 初心者向け・住宅ローンシミュレーション方法

シミュレーションは、住宅ローン計画の“道しるべ”です。
ただ数字を入れるだけの作業ではなく、「家計を守るための判断基準」をつくるプロセスになります。

■STEP1:年収から“返せる額”を決める

一般的に安全ラインは
手取り月収の25%以内
これを超えると生活に余裕がなく、教育費や生活費に支障が出ます。

例)手取り月収30万円 → 返済額は7.5万円以内が望ましい

■STEP2:返済期間を設定する

  • 35年:月々が軽いが総返済は多い
  • 20〜25年:返済は重いが総額は少ない

「一旦長く借りて、余裕が出たら繰り上げ返済」が最も効率的です。

■STEP3:金利を設定する

固定・変動でシミュレーション結果が大きく変わるため、

  • 固定金利で1本
  • 変動金利で1本
    の2本を比較するのが基本です。

■STEP4:総返済額を比較する

「返済総額」と「毎月返済額」を必ず両方見ること。
この2つが家計計画の芯になります。

■STEP5:教育費・老後資金も含めて最終判断

ローンは“返せる額”で考えることが重要。
住宅費に偏りすぎると将来の家計が不安定になります。

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シミュレーションは、工務店やFPと一緒に行うと精度が上がり、安心して計画できます。

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